11月13日 YMBプロモーション旗揚げ戦

大田区民プラザ大会 大田区ドリーム’99 観戦記

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ここにも観戦記あるよ。


 

 開始時間が19:15という半端な時間だったが、取りあえず、18:30頃に会場へ。入り口に貼ったあった案内を見ると、今日のYMBは3階の研修室との事。う〜ん?そんな事はなかろう?と思ったものの,一応3階まで登ってみる。予想通り、3階は会議室ばっか。奥の方に和室があって、立ち入り禁止になっている。ま・・・まさか、旗揚げ戦でお座敷プロレスか(笑)?とも思ったが、やっぱ、地下1階だろうな〜と考え、地下に降りる。やはり会場はいつもの、体育室であったのだった。

 早めに来ていた人と雑談。今日登場予定だった、ビッグ石川は怪我で欠場。そして、例に寄って今日はリングでなく、マットプロレスとの事。確かに、ロビーから垣間見える解除の中には、マットというか、畳が敷かれているぞ。

 さて、7時頃に会場。会場内には、畳のマットを中心に3方向に雛壇が設置され、入り口側に本部席が。適当に座って開始を待っているが、お客さんが続々と集まってくる。さすが無料。つー訳で、雛壇の席はほぼ満席。床に直接座るお客さんも出て,100人ちょっと位はいたかな?幻や森谷さん、佐野の姿も。
 で、入場時に貰ったチラシに今日の対戦カードが。それによると、

第1試合 ミイラン vs X
第2試合 ビッグ石川 vs アミーゴ
第3試合 60分3本勝負 ダークウルフ vs グレートカセギ

 だそうな。

 そして、19:15定刻にリングアナが登場。このリングアナの人は、かなり喋りが落ち着いていてまるでボクシングのリングアナの様。そして、リングアナ氏から衝撃の発表が。第2試合のビッグの代わりに岩崎が入る事は知っていたのだが、なんと、第1試合の選手が「手術」の為に欠場。従って、本日は全2試合になるとの事。

 それにしても、手術ってなんだ〜?どっちの選手が手術なんだ〜?う〜ん、まぁ、いいけどもさ。なんか、一部の噂では、第1試合に登場予定のミイラン選手は,前日に成田のホテルで発見されたミイラではないか?なんちゃら自己啓発セミナーで治療中なんで、参戦出来なかったのではないか?との事。確かに本ミイラじゃ試合は出来ないわな。

 

 

第1試合

○岩崎 (8分位 腕ひじき逆十字固め) ×アミーゴ

 リングアナ氏曰く,「赤コーナー アミーゴーーー」って、何パウンドとか体重の説明はないんか?そして、試合開始。

「チーーーン」

 ・・・・・・?なんか、ゴングではなく本部席にある何かを叩いたらしい。なんか、ご焼香みたいだな〜。南無〜。
 で、試合の方は、岩崎がエルボーやキックで攻勢。最後は、ラリアット狙いに来たアミーゴの腕を取った岩崎が、そのまま腕ひしぎ逆十字固めに移行。アミーゴがギブアップしてフィニッシュ。
 そこに。リングアナのコール「腕ひじき逆十字固め」。う・・・・腕ひじきですかぁ(笑)。なんか美味しそうな、身体に良さそうな技ですねぇ。

マットっつーか畳がこんな風に並べられてました。 岩崎のエルボー
最後はアミーゴのラリアットをかわして 腕ひじき逆十字固めでフィニッシュ

 

 

 ここで予定通り休憩。しかも、5分きっかり。素晴らしい。

 

 

メインイベント 60分3本勝負

△ダークウルフ (1−1) △ザ・グレート・カセギ

 両者ともマスクマン。体型はまだまだ細い。チラシによると、70kgと73kgだとか?レフェリーの方がでかいぞ。

 ウルフは序盤からローキックをカセギに見舞う。しかし、このキックがまたしょぼい。っていうか、この2人、プロと呼ぶにはまだまだ。身体は出来てない技術は未熟。それでいて、結構大技使うんだよな。
 真面目なファンというか、メジャー系のファンが見たら怒るかもしれないけど、そんなファンはこんなところには来ないってば。ここに来てるファンの大半は、みんな,この2人の試合の様な攻防が好きっていうか、こういうファイトに飢えているハイエナばっかなんだよ(笑)。

 まぁ、そういう事です。でも、伝わらないなぁ、これはやっぱ。

 で、1本目は、ウルフがアキレス腱固めで勝利。

レフェリーの方がでかいよん 1本目はアキレス腱固めでウルフが取った。

 

 2本目開始早々、ウルフが場外乱闘。本部席の机にカセギをぶつけ、チェーンを取り出してカセギの首を絞める。更に金的も繰り出すウルフ。ウルフは見た目はヒーローチックなんだけど、ダークウルフっていう名前だけに、実はヒール指向なのかね?つー訳で、チェーンの後は、金的攻撃で反則の嵐。
カセギの首を絞めるウルフ。ヒール殺法全開だ。でも気持ちよさそう・・・・ ウルフが本部席の机にカセギをぶつける

 

 カセギは,ウルフが使っていたチェーンをなんとか奪うと、そのチェーンを放り投げる。おぉ、実はカセギはベビーフェイスだったのか?よ〜し、カセギ,正当ファイトでウルフをやっつけろ〜と誰もが期待した瞬間、カセギが出した技は、なんと、金的ヘッドバット(笑)。

 ばかやろー、今までやってきた仕込みが,だいなしじゃないか(笑)。まったくもー。好きにしろって。

 そういう素晴らしい攻防の応酬に,集まったファンは,「カセギ」コールや「YMB」コールで後押し。で、2本目は,カセギが得意技、アルゼンチンバックブリーカーで勝利。これで1対1のイーブンだね。

カセギの首を今度はチェーンで絞めるウルフ。悪いやつだ。お姉さんの手前にあるのが、ゴング代わりのチーンです。 カセギはチェーンを奪っても使わなかった。ここまでは良かったのにね・・・・
カセギのバックブリーカーで2本目を取った。 3本目開始前、選手自らリング調整。

 

 そして、間髪おかずに開始された3本目。はっきり言って,もうへろへろ。

 そういえば、ウルフのフェイスバスターは凄かった。ウルフがカセギの頭をつかんで武藤の様なフェイスバスターを放ったのだけれど、カセギの足が付いてこれず、カセギはその場で前向きに倒れ、ウルフだけが、飛んでいってしまうという,非常に奇怪なムーブを披露したのだったよ。

返し技の連続でカウント2の応酬だったが、最後はラリアットの相打ちだったのかな?両者ダウンで、ダウンカウントが進む。観客も一緒にダウンカウントを数えて、両者KOを後押し。でも、観客のダウンカウントの方がレフェリーよりも早かったぞ。結局、期待通り、両者KO。素晴らしい。

ウルフのフェイスバスターがずばり・・・・あれ?なんで、カセギはもう倒れてるの? みちのく〜らしいが、フォームはまだまだ。
最後は両者力つきての両者KO ウルフがマイクで最後を締める。

 

 

 最後はウルフがマイクで挨拶。1、2、3ファイアーで締め。

 試合終了後、選手はサインや握手、記念撮影攻め。終了は20時頃。正味45分の興行だった。

 いやぁ、まぁ、かなり面白かったの。なんていうか、プロレスには無限の可能性があるねぇって事を認識させられましたわ。一部で東京のファンは暖かいという指摘もあったが、それはちょっち違う。東京の一部のファンは、悪質で無責任なだけなんだよ(笑)。しかも無料だったし。だから、今日受けた声援を選手は真に受けちゃいけないのだよ。ま、そういう事です。でも、次も見に行くけどね。