98年5月23日

SPWF新座大会観戦記

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 東武の朝霞台駅からバスに乗って、会場のスーパーマルサへ。こんな辺鄙な場所に、続々と知った顔が集まってくる。全く(^^;。
 てな訳で、あたりが薄暗くなってきた、6時45分頃試合開始。お客さんはかなり入っていて200人位はいたかな?立見スペースを急遽増設していたし。

第1試合

○デンジャラス内田(9分位 パワーボム)×ロホ・デルソル

 「ヤッハ!」と元気で陽気なデルソルだが、今日もマスクを剥がされそうになってしまう。途中、レフェリーにカウントが遅いと文句を言ったら、自分がフォールされた時に早いカウントを入れられていた。これって、亀の試合のパターンの様な(^^;。そうそう、レフェリーはIWAJのマーフィー浅見(字合ってるんだっけ?)。
「お仕置きだぁ!」との声に応えて、レフェリーをロープに振るが、ロープの間をクルっと回るレフェリー。ならばと、コーナーに振れば、ヘッドシザース(?)で投げ飛ばされる。この辺はIWAJで良く見る風景だ。
 さて、デンジャラスに場外に落とされたデルソル。しかし、レフェリーは、なかなかカウントを数えない。何かを狙ってる(^^;かの様に、場外で立ったままのデルソル。しかも、我々の正面だ(^^)。そして、レフェリーのカウントが進んだ所で、出た、デルソルダンス!10迄踊って、一礼してからリングに上がるデルソル。礼儀正しいメキシカンだ。
 で、最後は、パワーボムでデンジャラスの勝ち。いや、初っ端から、いい試合だった。
▲レフェリーのカウントに合わせて踊るデルソル!久々のダンスだ! ▲でも、パワーボムで負けちゃった。

 

第2試合

○高橋(6分位 ジャパニーズレッグロールクラッチ)×西野

 クラッシャーいいねぇ。パンチ出したり、フレアーの様な前方受け身を出したりと、まさに、仙台の荒馬って感じ。
 最後は、クラッシャーが西野を丸め込んでフォール勝ち。ちょっと唐突だったな。
▲これがフィニッシュ。

 

第3試合

○矢口、紫炎龍(20分位 ダブルアームDDT)×大角、高智

  大角は入場時に「神格闘十字軍を倒す為に、再び8オンスのグローブを身に付けて登場」とコールされる。一方の矢口も入場時に十字架に花火を付けて派手に入場。やっぱ、野外はいいねぇ。

 矢口は大角に向かい「グローブを外してレスリングで勝負しろ!」と注文を付ける。でも、これって、昨日と同じ様な流れだな(^^;。それに応じて大角はグローブを外して、素手で闘う。しかし、体格の違いもあり、長時間捕まってしまう。更には、場外乱闘で椅子に投げ込まれてしまう。その間に、大角のグローブを持ち出して、足蹴にしたり、つばを掛ける矢口。
 リングに上がった大角は、例によってグローブを取りに行くが、なかなか上手くいかない。しかし、高智のサポートもあって、なんとか、グローブを装着する事に成功。その際に「シャキーン!」とかの効果音を叫ぶ一部の集団あり。
 グローブを付けた大角は一気に戦力倍増。ボクシングパンチで、矢口、紫炎龍を吹き飛ばし、更に、ボクシングスイングDDT(ぉぃぉぃ)。でも、また捕まってしまう。その後、矢口の久々のゴールデンゲイトブリッジ等もあって、なかなかの好試合だったが、最後は孤立した大角が、矢口のダブルアームDDTに沈んでしまった。

▲矢口の挑発に乗って、グローブを外す大角。 ▲レスリングで勝負するも ▲体力負けし、場外を引きずり回される。
▲しかし、一瞬の隙をついて、シャキーンとグローブ装着! ▲ボクシングパンチで反撃するも、最後は負けてしまった。
 しかし、凄かったのが、この後のマイク合戦。まず、矢口。「大角、神格闘十字軍を倒そうなんて、10年早い!」その後、大角と矢口のマイクのやりとりがあった後、再び矢口が

「大角、お前、谷津の下でプロレスやってていいのか?」
「大角、お前は噛付かないのか?今しかないぞ、今しか!」

とどこかで聞いた様なマイク。すかさず、紫炎龍が、

「誰が一番強いか決めたらいいんだ!!」

と、これまた、どこかで聞いた様なマイク(^^)。全くしょうがないなぁ。
 更に、紫炎龍は大角の事を「こいつはボクサーか、レスラーか?」と我々の方に向かって聞く。それに怒った(?)大角は、「お前は藤田だろう!」と紫炎龍に向かってマイク。しかし、紫炎龍は再びマイクを取り、

「藤田は、柏の風になったんだ!!!」

と宣言!藤田ってのは、藤田豊成の事だと思う。確かに最近見ないと思ったら、柏で風になってしまっていたとは知らなかった。しかし、柏ってのが、なんともローカルだなぁ。それにしても、紫炎龍って凄いな。アドリブが効くというか、回転が早いと言うか。
 と、素晴らしいマイクの余韻を引きずりながら休憩になったのだった。あ、当然「愛だぁ〜」もあったよ。

 

第4試合

○中野(11分位 膝十字?)×千春

 いや、千春の入場シーンは何度見てもいいねぇ。最後の決めポーズも可愛いし。

そして、今日もレフェリーはチャイナ。千春をボディチャックしようとしたが、手つきがいやらしかった為か、張り手を食らっていた(^^;。
 さて、千春のセコンドには、昨日戦った市来が付いて、しきりに檄を飛ばす。更には、試合に乱入し、千春と二人がかりで中野を攻め込む。それに怒った中野は二人まとめて、場外に投げ飛ばし、逆に千春を痛めつける。「チヒロ、ブー」とのブーイングが飛ぶが、「チヒロブー、オッケー!」と更に千春を攻める。
 最後は、千春の痛めてる(?)膝に対して、膝十字固め(?)で中野のギブアップ勝ち。市来のカットもあったが、間に合わなかった。

▲市来が千春に加勢! ▲ブーイングも、お構いなしに中野は千春にキック ▲二人掛かりにフットスタンプで追い込んだが。

 

メイン

△嵐、大刀光(20分位 ノーコンテスト)△谷津、センセイ

  でかい4人のタッグマッチ。外人がいなくても、でかい日本人の試合を組めるってのが、SPの強みかも。
 試合は、谷津が珍しく暴走気味で、机をリング上にあげて、その上に大刀光をパワーボムで投げ捨てる。更に割れた机を持って、タッチーを殴る。コーナーの嵐は業を煮やし、怒りの矛先をレフェリーに向け、なんとレフェリーをパワーボム。小柄なマーフィーは失神してしまい、担がれて控え室へ。その後も場外乱闘は続いていたが、その後、ゴングが乱打される。リングアナの説明によれば、「レフェリー失神によりノーコンテスト」との裁定が下ったらしい。

 で、リングサイドには、いつのまにか、矢口も現れた。谷津がなんかマイクで言ってたが良く聞き取れないんだよな。そして、嵐が矢口に向かってマイク

「矢口、愛だけじゃ勝てないんだよ。ジャガイモみたいな顔しやがって。」

「愛だ、あいだ、アイダホポテトだな。」

と、とんでもない事を喋ってしまって、オチが付いたのだった(付いたのか(^^;))。

 いや、素晴らしいっすね。昨日も結構面白かったが、今日は昨日の数倍、面白かった。アイダホポテトって言われてもなぁ。矢口と紫炎龍のマイクも良かったし。ってマイクしかないんか?って言われそうだが、まぁ、細かい面白いところが一杯あって、書ききらんのよね。字だけでは限界があるわ。