〜埼玉プロレス第糾戦〜

平成12年12月25日 板橋産文ホール

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 19時ちょっと過ぎ頃に到着。まぁ、開場はしているが当然まだ始まってない。お客さんは150人位かなぁ?四方の椅子2列がほぼ埋まっているって感じ。まぁ、クリスマスだし月曜だしこんなものかな?と。そういえば、入場時に貰ったパンフによれば、なんと今日は全5試合!ひょっとして、これは埼玉史上最多試合数ではないだろうか?いったい何時に終わるのだろうか?とちょっと不安。それにしても知った顔が少ないなぁ・・・・と思っていたら、今日はネオがあったのね。そっちに流れたのかなぁ?

 で、19:20頃、飛田の挨拶。今日の対戦相手は、今までの様な社会問題とはあまり関係がないらしい。しかも、2メートル50センチもあるらしい。で、今日はクリスマスだが、今回の興行のタイトルをメリークリスマス埼玉プロレスとしなかったのは、去年のガルダムがあまりに不評だったので今回はやめにしたとの事。それはわかるかも。つー訳で、試合開始。

 

第1試合

○決めてません(フライングボディプレス)×Naoshi Sano

 昨日に続いてMade in USA、佐野の登場。対戦相手の「決めてません」は、ほんとに決まってないらしい。マスクは狼の様な黒っぽいマスクなのだが、コスチュームの腹の部分にはBIGJAPANの文字が。なして?決めてませんは、正体は全く不明だが、どことなく見覚えのある太目の体型にちょっと甲高い声など、ほんとに不明だ(笑)。

 さて、この試合のポイントは、なんと言ってもロープ際の攻防。佐野が決めてませんをロープに振ると、ちゃんと跳ね返ってくるし、コーナーポストにぶつける攻撃、更には、ロープを掴んでロープワークを拒否する決めてませんなど、非常に息を呑む攻防が展開される。・・・・・・・あの、言っておきますが、今日はリングないですからね。当然、埼玉形式のマットですよん。にも関わらずロープ際の攻防とはこれ如何に?まぁ、ロープがあるつもり攻撃、コーナーポストがあるつもり攻撃とでもいうのだろうか?あっ、それとも、裸の王様が着ている洋服の様に、頭の悪い人(だっけ?)には見えないロープが張ってあったのだろうか?うん、おそらくそうに違いない。きっとそうだ。私には見えたぞ(笑)。
 で、試合は決めてませんの椅子を使ったボディプレスで勝ち。4分ちょっと。

決めてませんはこの風貌。 コーナーポスト(見えないけど)にぶつける攻撃をしかける決めてません。 ロープ(見えないけど)を掴んでロープワークを拒否するU系の決めてま。
場外の決めに飛ぶ佐野。さすがアメリカ帰り。 フィニッシュのボディプレスは椅子を使った立体攻撃。

 

 

第2試合

○荒井修(腕ひしぎ)×子おばけ

 今日のおばけは子供のみ。親おばけは残業の為に不参加との事。でも、この子おばけは子供にしてはちょっと大きいぞ。

 で、試合は、子供が頑張ったが最後は荒井が腕ひしぎで勝ち。2分位だっけ?そして試合が決まった瞬間、親おばけが飛び込んできた。なんと、ビジネスバッグを持って。なんとか、残業を切り上げて駆けつけてみたが、間一髪間に合わなかったといった感じだ。その後、親子の共闘や、親おばけによる児童虐待などもあったりして。

フィニッシュの腕ひしぎでタップするおばけ。 残業で遅れていた親おばけが駆けつけたが時既に遅し。

 

 

第3試合

○ブラックバロン(スクールボーイ)×匿名希望改

 バロンさんは、例によって、くるくるさせる事によって、改や、レフェリーの森谷さんをも幻惑させる。とはいえ、森谷さんは、メガネを掛けて初めて通用したっていうか(日本語変だな)。しかし、メガネ掛けない状態でレフェリングしていて大丈夫なのかな?
 という訳で、最後はバロンさんが丸めこんで勝ちだったかな?
バロンさんのくるくる攻撃。 森谷さんはメガネを掛けないとよく見えなかったらしい。
フィニッシュ。

 

 ここで次の試合の片目骸骨のテーマがなったのだが、なかなか出てこない。何やらスタッフがバタバタしているな〜。という訳で、急遽休憩に。

 で、休憩です。ここまで3試合。まぁ、つまらなくはないのだが、驚くほど面白いという訳でもない。にも関わらず、お客さんには大受け。う〜ん、なんか客の沸点が低いなぁと。それとも、私が埼玉に求めているもののレベルがグッドシェイプ、もとい高すぎるのだろうか?

クラウンのチケットを売る2人。今日は撮ってもいいらしい。

 

 

セミファイナル

○エル・ヒルヒルカン vs ×片目骸骨

 ヒルヒルカンはやたらと客にアピールして、なんか日本人ばなれしている様な。っていうかメヒコっぽい。

 試合はリラックスした両者ダウンが3回程あって、ヒルヒルのマスクが取られてしまう。しかし、その下から出てきたのは、パンストをかぶった謎の男。っつーか、やっぱ、あの人だったのかな?だとしたら、観客へのアピールも納得がいくな。それにしても、ずいぶん早い来日だな。

確かに片目だ。 ヒルヒルカン。
両者ダウン。カウントは進む。果たして立ち上がれるのか?緊迫した空気に包まれる場内。 フィニッシュですね。 マスクの下からこんな人が。

 

 

メイン

○飛田(飛びつき首四の字)×BRAIN&DISASTER

 BRAIN&DISASTER(以下B&D)登場。おぉ、確かにでかい。まさに2メートル50センチ。ん〜、まぁ、心なしか、肩車した2人組という気もなきにしもあらずだが、気のせい・・・・じゃないか。で、この2人、何故か手には釣りざおを持っているのだ、その意味はいったい・・・・・。

 で、試合開始。B&Dのツープラトン攻撃で飛田が何度かダウン。しかし、カウント9で立ち上がる飛田。その後、B&Dは、離合集散を繰り返し、一時的にバラバラになっても、飛田の隙を見て再び肩車して合体する。そんなB&Dを攻めあぐねた飛田は、マットのカバーを剥がして、その下から本物のマットを取り出し、B&Dに投げつける。そんなものを投げられてはB&Dは堪らない。バランスを崩して倒れるB&D。BとDに分かれてしまった。その分離した状態の下の方を首四の字で飛田がしとめたのだった。

登場する飛田。 BRAIN&DISASTER、2m50cm、でかいぞ。
向かい合うと、この体格差。 ダウンする飛田。
分離した、B&D。 再び合体したB&Dに対し、マットを取り出す飛田。 マット攻撃だ!
肩車して後ろに落とした。 フィニッシュの首四の字。

 

 

 試合後、抱き合う飛田とB&Dの上の方。なぜに抱き合っているのか?とい思っていたら、その後の飛田の説明で全ての謎は氷解した。「今年の8月にここ(板橋)でやった時に、今度釣り大会をやりたいと言った事がある。こいつ(B&Dの上)は、その釣り大会を楽しみにして、それを心のよりどころにしてきたが、いつまで経っても開催されないので、今回挑戦してきたらしい。」みたいな感じだったかな?なるほど〜、釣り大会っすか〜。ってことはある意味、リバーサイドの亡霊。っていうか、前川さんの怨念って感じですね。そう考えると非常に感慨深いものがあるな(そうか?)。でも、昔の観戦記には釣り大会の件は書いてないなぁ・・・・

 で、飛田はマイクで、なんかどんどんプロレスとは遠ざかっていっている気がする。みたいな事とか、2年目を迎えられたとかなんとか。

何故か大根を持ってにらみ合う チャンバラは飛田の勝ち?

 

 

 という訳で、私的には結構つまらんなというか、客のノリについていけないなと思っていたのですが、最後の釣り大会のくだりで取り返したかなって感じ。やっぱ、釣り大会は重要だよ。でもねぇ、怪人がちょっと弱いのは否めないなぁ。もう一つ爆発的なものが欲しいと思うのは私のわがままなんだろうなぁ。という訳で。