8月23日 SPWC大田大会観戦記
会社を18:30に抜け出して、一路大田区民プラザへ。 私の職場は三田線沿いにあるので、下丸子に行く方法は幾通りか考えられるのだが、今回は三田駅から田町に乗りかえる方法を選択。しかし、三田から田町は遠いよ。で、蒲田から目蒲線に乗り換え。やっとこさ、下丸子に到着したのは、19:30。やっぱ、1時間掛かるな。早いとこ相互乗り入れしてくれ〜。 で、当日券を買って中に入るも、まだ始まっている気配はない。まぁ、埼玉の事だから定刻に始まるとは思わなかったけど、まだ始まってないとは・・・・・・いい傾向だ(笑)。 |
第1試合
○鴨居(3R腕ひしぎ)×ギルギルガンJr
1Rは鴨居が一方的に攻め込む。Jrは防戦一方で何も出来ず。ダウンを繰りかえすだけ。覇気も感じられない。怒った鴨居は2Rからグローブを外してグラウンドで勝負する。一応、Jrもグラウンドで少し意地を見せるが、ちょっとまだまだだね。 最後は3Rに鴨居が腕ひしぎでギブアップ勝ち。Jrがだらしなくていまいちな試合だったな。 |
1Rはグローブ着用で戦った鴨居 | 2R以降はグローブを取ってグラウンドでの戦いを挑んでいった |
第2試合 ヤングヤング杯公式リーグ戦
○佐野直(佐野クラッチ)×種市
種市は課長するので、本名ではラストファイトになる訳だ。しかし、この試合程、佐野が強くたくましく見えた事はない。決して見間違いではない。って事は種市がそれだけ弱いって事なんだなぁ。まぁ、下には下が・・・・・って事ね。最後の佐野クラッチは、なんともまぁ、佐野ドライバーにしろ、佐野クラッチにしろいまいちだなぁ。 |
佐野が強く見えるなんて | 佐野クラッチだそうな |
ここでブロディ安藤のマジックショー。本来なら、ブレーメン大島とのマジック対決だったのだが、ブレーメンが敵前逃亡(?)って事で、安藤の不戦勝。さて、肝心の安藤の芸なのだが、例によって、寒い。最後は脱出のマジックだったのだが、両手を縛られてそのままほどけなくなってしまい、控え室に帰ってしまった。う〜む、素晴らしい寒さだ。てな訳で、さくさくっと休憩に突入。 休憩。暑い体育室を脱出し、チューハイ飲む。いやぁ、極楽ですねぇ。 さて、長めの休憩が終わり、いよいよメイン。まぁ、はっきり言って私はメイン期待してなかったのだわ。大体、最近の埼玉の怪人っていまいちなのが多いし、飛田本人もネタ切れって言ってたし、木人ケンもなんか、準備不足っていうか、唐突的な感が強かったのよね。ヴァーゴンを越える怪人はそうそう出てこないよなぁ、なんて思ってたのね。まぁ、そういう思いは置いといて、メインですな。 |
メインイベント
○木人ケン(1分58秒(?)KO)×飛田
伊藤こ〜へ〜の前説。「この10年で世界中の木は半分に減ったと言われています。」なるほどなるほど、森の番人って事だから木の化身みたいなものか? まぁ、それはそれとして、取りあえずは木人ケンの出待ち。ヴァーゴンはあっちだったけど、木人ケンはこっちだろうと推測して入場を待つ。さ、扉が開いて、木人ケンが現れた・・・・・・おぃおぃおぃ、なんだこりゃ?まず、顔が木のマスクで、腕も木で出来てて、何よりも身体全体が木で包まれて、え〜っと、確かに冷蔵庫に頭と腕を付けた様な感じだなぁ。わかりやすく言えば、ゴールドライタンの脚を取って、胴体を伸ばしたって感じかな? そんな木人ケンは観客のどよめきをよそに、ひょこひょこ歩いて登場。う〜む、おそるべき大自然の脅威。これは確かに怪人というよりも植物だよな。 |
入場してくる飛田 | 木人ダンスを踊りながら登場 | 時に8時40分、飛田vs大自然の戦いが始まる。 |
さて、コールを受けて試合開始。木人ケンはあの体型だが、パンチは強烈そうだ。飛田気を付けろ。距離を取って構える飛田。しかし、近づかなくては試合にならない。うかつにも木人ケンの近くに寄った飛田に対して木人ケンの強烈なパンチが炸裂。グローブが木で出来ている上に、木人ケンは体重200キロ近くとの事。その巨体から繰り出される重いパンチを浴びては飛田はひとたまりもない。思わずダウンしてしまう飛田。その横で勝ち誇った様に腕をぐるぐる回して自らの強さを誇示する木人ケン。そして、両手を広げてグルグル回る。 立ち上がった飛田に対して、再び炸裂する木人ケンの強烈パンチ。そうして、ダウンを繰り返した飛田だったが、最後は立ち上がれずKO負け。おそるべき大自然の脅威。立技最強との説も。 勝利を収めて去って行く木人ケン。木人ダンスを踊りながらついていく観客。みんな口々に木人ケンに対しての感謝の言葉を叫んでいた。見ると木人ケンの目からは血の涙が流れている。やはり、大自然は樹木が減った事に対して悲しんでいる様である。木人ケンは、我々に自然を守れという事を伝えたかったのだろう。思えば我々は今まで自然を大切にしていなかったかもしれない。これからは自然を守っていかねば。そう思うと身体中に感動が込み上げてきた。やはり、プロレスは感動だ。 つー訳で、メインが凄かったですね。やっぱ、埼玉の本興行は素晴らしいわ。 |
佇む木人ケン | 飛田も慎重に身構えていたが・・・・ | 木人のパンチでダウンを奪われる飛田 |
またもダウン | 3度目(?)のダウンで試合終了のゴングを聞く飛田。その横では勝ち誇って踊りまくる木人 | 勝ち名乗りを受ける木人 |
去っていく木人 | その目から血の涙が | 飛田は神様と戦うらしい |